点滴・注射療法の種類
ビタミンC点滴療法
ビタミンCは、体内でつくることができず、食事などから補う必要のある栄養素です。抗酸化作用を持つほか、肌のハリに関わるコラーゲンの産生や、シミのもとになるメラニンの生成を抑える働きに関与することが知られています。経口摂取では一度に取り込める量に限りがありますが、点滴では静脈から直接補給できます。
高濃度ビタミンC点滴は、キメ・ハリのある肌づくり、シミ・ニキビ・肌あれの予防、疲労回復といった美容・健康維持の面で効果が期待されています。
治療回数の目安
治療回数:6〜12回
治療期間:2〜3ヶ月
マイヤーズ・カクテル点滴
米国のジョン・マイヤーズ医師が考案したことで知られる、ビタミンB群・ビタミンC・マグネシウム・カルシウムなどのビタミン・ミネラルを組み合わせた点滴です。もともと体内にある栄養素を補う処方として、米国を中心に用いられてきました。当院では栄養補給を目的とした自由診療として行っており、配合の内容は診察のうえでご説明します。
治療回数の目安
治療回数:4〜10回
治療期間:1〜3ヶ月
高濃度α-リポ酸点滴
α-リポ酸は、糖をエネルギーに変える働きに関わる、体内にもともと存在する補酵素のような物質です。食事からも摂れますが、含まれる量はわずかとされています。本メニューは、α-リポ酸を点滴で補う、栄養補給を目的とした自由診療です。体質によりまれに低血糖などの症状が報告されているため、糖尿病の治療中の方は事前にお申し出ください。
治療回数の目安
治療回数:6〜12回
治療期間:2〜3ヶ月
にんにく注射(ビタミンB1配合)・美肌注射
ビタミンB1を主成分とした注射です。注射の際ににんにくに似た香りを感じることからこの名で呼ばれており、にんにくの成分が入っているわけではありません。ビタミンB1は、糖をエネルギーに変える際に使われる栄養素で、疲労時や食事が偏りがちなときに不足しやすいといわれています。美肌注射は、にんにく注射にビタミンCとアミノ酸を加えたメニューです。いずれも栄養補給を目的とした自由診療で、短い時間で受けられます。
治療回数の目安
治療回数:5〜10回
治療期間:1〜2ヶ月
プラセンタ療法
プラセンタとは、胎児と母体をつなぎ、胎児の成長を支える胎盤のことです。受精卵からおよそ10ヶ月で赤ちゃんを育む臓器であり、タンパク質・アミノ酸・ビタミン・ミネラルのほか、各種の酵素や細胞増殖因子など多くの成分を含んでいます。その働きは古くから注目され、滋養強壮を目的に漢方薬などにも配合されてきました。
プラセンタ療法は、更年期障害などの治療薬として国内で承認されているほか、シミ・しわ・美白といった美容面や、肌あれ・湿疹などの肌のお悩み、加齢に伴う体調の変化のケアにも効果が期待され、用いられることがあります。効果には個人差があり、保証するものではありません。
当院では、国内で医薬品として承認されているプラセンタ製剤を、国内の医薬品卸を通じて仕入れて使用しています。美容目的での使用は承認された効能・効果の範囲外にあたり、医療広告ガイドライン上は「未承認医薬品等を用いた治療」として扱われます。使用する製剤・目的・注意点(下記「未承認医薬品等に関する重要事項」参照)は診察時にご説明します。なお、プラセンタ注射を受けた方は、以後献血ができなくなります。
治療回数の目安
治療回数:8〜16回
治療期間:2〜4ヶ月
グルタチオン点滴
グルタチオンは、グルタミン酸・システイン・グリシンという3つのアミノ酸が結び付いた化合物で、肝臓をはじめ体内に広く存在し、抗酸化作用や解毒作用に関わっています。医療の現場では、薬物中毒時の解毒や慢性肝疾患における肝機能の改善、口腔粘膜の炎症などに対する医薬品として、国内で承認され使用されてきました。
体内のグルタチオンは、加齢や生活習慣(ストレス・飲酒・喫煙・紫外線・睡眠不足など)の影響によって減少するとされています。内服では吸収率があまり高くないとされるため、点滴で静脈から直接補給する方法が用いられています。美容の分野では、シミ・色素沈着のケアを目的とした「白玉点滴」という名称でも知られ、美白効果が期待されています。効果には個人差があり、保証するものではありません。内容・用量は、お身体の状態やご希望をうかがったうえで、診察時にご提案します。
治療回数の目安
治療回数:6〜12回
治療期間:2〜3ヶ月
※効果には個人差があり、保証するものではありません。点滴の内容・濃度は、診察でお身体の状態やご希望をうかがったうえでご提案します。
治療の流れ
Flow 01
診察で体調やご希望をうかがい、メニュー・内容をご説明します
Flow 02
費用・主なリスクにご納得いただいたうえで、施術を行います
Flow 03
点滴は内容により所要時間が異なります。目安は診察時にご案内します
頻度・回数の目安:1回のみでもお受けいただけます。継続される場合は、内容にもよりますが週1回〜月1回程度のペースで、体調の変化を確認しながら回数を決めるのが一般的です。診察時に、目的に合わせた目安をご案内します。無理な継続をおすすめすることはありません。
費用
料金はすべて税込です。
項目料金(税込)
ビタミンC点滴療法11,000円〜22,000円(税込)
マイヤーズ・カクテル点滴5,500円〜11,000円(税込)
高濃度α-リポ酸点滴11,000円(税込)
にんにく注射1,100円(税込)
美肌注射1,100円(税込)
プラセンタ療法550円(税込)
グルタチオン点滴2,200円〜11,000円(税込)
主なリスク・副作用
点滴・注射療法には、次のようなリスク・副作用があります。
- 針を刺す部位の痛み・内出血・腫れが生じることがあります
- 点滴中に血管への刺激による痛みや、気分不良・めまいが起こることがあります
- 体質により、アレルギー反応(発疹・かゆみ等)が起こる可能性があります
- 高濃度のビタミンC点滴では、利尿作用によるのどの渇きのほか、まれに低血糖や低カルシウム血症によるめまい・ふらつき・手足や口まわりのしびれが起こることがあります。空腹時の施術は避けていただきます
- G6PD欠損症の方は、高濃度のビタミンC点滴で重い貧血(溶血)を起こすおそれがあるため、お受けいただけません。事前にお申し出ください
- 体調や持病、服用中のお薬によっては、受けられない場合があります
気になる症状が続く場合は、速やかにご連絡ください。
治療期間・通院回数
- 治療期間:1回のみでもお受けいただけます。継続される場合の期間は、目的や体調により異なります
- 通院回数:1回〜。継続される場合は、内容により週1回〜月1回程度が目安です
いずれも目安であり、期間・回数には個人差があります。診察時に、目的に合わせた目安をご案内します。
未承認医薬品等に関する重要事項
本ページでご紹介している点滴・注射療法は、健康維持・栄養補給・美容を目的とした自由診療です。使用する医薬品は国内で医薬品として承認されたものですが、これらの目的での使用は、承認された効能・効果または用法・用量の範囲外にあたります。医療広告ガイドラインでは、このような使用も「未承認医薬品等を用いた治療」として、次の事項をお伝えすることが求められています。ご理解のうえ、お受けください。
すべてのメニューに共通する事項
- 未承認医薬品等であること:本ページの目的(健康維持・栄養補給・美容)での使用は、国内で承認された効能・効果または用法・用量の範囲外です。この目的での有効性・安全性は、国内では確認されていません
- 入手経路:使用する医薬品は、国内で承認された製剤を、国内の医薬品卸を通じて入手しています
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/health_damage/overseas_report/index.html
- 国内の承認医薬品等の有無:同じ成分で、本ページの目的(健康維持・栄養補給・美容)に対して承認された医薬品は国内にありません
- 諸外国における安全性等の情報:各成分は欧米等でも点滴・注射として用いられていますが、本ページの目的での有効性・安全性が国際的に確立されているものではありません。成分ごとの情報は下記をご参照ください
- 医薬品副作用被害救済制度:承認された効能・効果・用法・用量の範囲外での使用により生じた副作用等は、医薬品副作用被害救済制度の対象になりません
メニュー別の承認状況
- ビタミンC点滴療法:アスコルビン酸の注射薬は、ビタミンC欠乏症などの治療薬として国内で承認されています。本メニューでは承認された用量を超える高用量で使用するため、承認範囲外の使用にあたります。米国等では補完医療として用いられていますが、美容・疲労回復の目的での有効性は確立されていません
- マイヤーズ・カクテル点滴:国内で承認されたビタミンB群・ビタミンC・マグネシウム・カルシウムの各注射薬を組み合わせて使用します。米国で考案・使用されてきた処方ですが、栄養補給以外の目的での有効性は確立されていません
- 高濃度α-リポ酸点滴:チオクト酸(α-リポ酸)の注射薬は国内で承認されていますが、本メニューの目的・用量は承認範囲外です。ドイツでは糖尿病性神経障害の治療薬として承認されていますが、本メニューの目的での有効性は確立されていません
- にんにく注射・美肌注射:ビタミンB1・ビタミンC・アミノ酸の各注射薬は国内で承認されていますが、疲労回復・美容の目的での使用は承認範囲外です
- プラセンタ療法:ヒト胎盤製剤は、慢性肝疾患や更年期障害などの治療薬として国内で承認されています。シミ・美白などの美容目的での使用は承認範囲外です。同種の注射製剤は欧米では医薬品として承認されていません。特定生物由来製品のため、理論上、未知の感染症のリスクを完全には否定できないとされており、投与後は献血ができなくなります
- グルタチオン点滴(白玉点滴):グルタチオンの注射薬は、薬物中毒や慢性肝疾患などの治療薬として国内で承認されています。美白・色素沈着のケアを目的とした使用は承認範囲外です。米国では医薬品としての承認はなく、美白目的の注射については有効性・安全性が確立されていない旨の注意喚起が出されています
使用する医薬品・目的の詳細は、診察時に医師がご説明します。ご不明な点は遠慮なくお尋ねください。
ご予約・お問い合わせ
点滴・注射療法のご相談・ご予約は、お電話またはネット予約で承っています。
お電話:0952-64-9800(受付 9:00〜12:00/14:00〜18:00)
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